本年は大変お世話になりました。
おかげさまで無事に1年間を
過ごすことができました。
12/29~1/6まで
お休みをいただきます。
今年も昨年と同様に
費用の工面が大変で
多くの方が悩んでいます。
建材や人件費
土地価格の上昇
住宅ローンの金利はどうなる…
法改正による既存住宅への影響
新築や既存住宅の改修を
ご検討されている方には
とても大きな壁です。
工務店側も
コストを抑える方法を
検討したり
法改正による
業務の負担が
大きくなっています。
何か良い方法が無いのか。
お客様にとって何がベストなのか。
色々と難しい世の中です。
では本題です。
タイトルは実体験の感想です。
ある方は断熱等級6は
やりすぎ。
別の方は断熱等級6で十分だよ。
他にも夏は逆に
マイナス要素が大きいなど。
夏に関しては
日射遮蔽
また、湿度を考慮すると
どの家でもエアコンは必須。
それなので
あまりマイナス要素は
無い気もします。
やりすぎや十分という意見の
理由としては
物価高によるコスト面が
とても大きく影響しています。
快適な生活よりも
コストが大切。
正しい意見ですが
正しくない気もします。
国がGX志向型住宅を発表し
新築住宅では
補助金が160万支給されます
現時点で詳細は不明ですが
断熱等級6が必須になります。
では断熱等級6とは何か。
長崎県は省エネ地基準域区分の
6地域 7地域に該当しますが
Ua値 外皮熱還流率0.46
これが断熱等級6になります。
4年くらい前までは
Ua値0.46は最強
すごすぎるみたいな
感じでしたが
実際に住んでみると
ちょっと物足りないな
と感じます。
例えば
容量の小さいエアコンを
1台で運転すると
冬場肌寒さを感じます。
容量を増やすと
ある程度解決しますが
ランニングコストが
上昇します。
エネルギー価格の高騰で
どうやったら
暖房器具にあまり頼らないで
生活できるか。
解決することは困難ですが
断熱等級6では
外気温が一桁だと
日射取得をしても
朝方肌寒さを感じます。
暖房器具が無いと
室温が18度~21度程度でしょうか。
日射取得が無いと
もっと寒い室温です。
実際に勉強会に参加し
東京大学の前先生や
近畿大学の岩前先生の
お話と実体験の内容が
一致します。
前先生は断熱等級6を
超えてくると
電気代が安くなる。
岩前先生は
健康面を考えると
断熱等級7
長くなるので
詳細は控えます。
過去のブログでは
詳細を書いたと思います。
住宅価格の高騰で
とても大変な時代です。
イニシャルコストと
ランニングコスト
そして快適性と健康
総合的に考えると
新築住宅では
断熱等級6では
不十分
これが今の自分の考えです。
来年も宜しくお願い致します。
高性能な家づくりを
楽しくまじめに研究する!
ハウス工房ふくだ
東川 明広
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