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執筆者の写真東川明広

室内の温度と湿度を管理する

更新日:2022年9月10日


相対湿度についてはhttps://www.xn--yfro26d.net/humidity/で解説があります。


カビが生えにくくなる。

カビが活動し始めるのは、湿度60%を超えるあたりからといわれています。 湿度70%の状態が続くと数ヵ月、80%以上が続くと数週間でカビが発生するともいわれます。


2021年12月に新居に入居してから現在、お風呂場や窓周りなどカビを発見してないです。

以前、住んでいた木造アパートは、毎月1回、お風呂の天井や壁に黒カビが発生し、カビキラーと一緒に戦っていました。その度に鼻の中がカビキラー臭に包まれていたことを思い出します。掃除をサボって6週間くらいなると、床も黒カビが生えていました。

石鹸かすのピンクカビ[ロドトルラという酵母菌らしいです]は新居でも発生するので、1週間に1回くらい定期的に柔らかいスポンジと水で退治しています。

アパートの窓はアルミ単板ガラスの為、冬は窓周りはびちょびちょに結露していました。

その影響で窓枠がカビだらけ。掃除してもカビがなかなか取れず、子供には窓に近づかないようにと言い聞かせていました。

ちなみに冬場、アパートのお風呂に入るのにはかなりの気合が必要でした。

暖房した部屋からの温度差。これがヒートショックというやつです。

その当時は当たり前でしたが、今考えると本当に恐ろしいですね…

子供が寒いと泣いていたことが何度もあります。


夏場カラッとしていて気持ちがいい!

この夏、新居で生活をしてみて実感したことがあります。

相対湿度60%を下回るといつも以上に床の肌触りが気持ちよくなります。

これは個人差があると思いますが、今日なんか気持ちいいなーって日は

だいたい60%を下回る日が多いです。もちろん60%台でも快適ですが。

ただ、玄関が引戸の家の為、玄関周りが少し気密が悪く、

梅雨時期や夏場の雨の日はエアコンを付けていてもでも70%になる日があります。

その時は隣の部屋が脱衣室で、そこで除湿器を運転すると60%台に回復します。


【ポイント】

①新築を建てる場合、結露計算を行っています。(詳しくは後日書きます)

 結露はカビの原因の一つです。結露計算で建物の壁や窓を確認しています。


②最後にお風呂に入った後はお風呂の壁や窓周り、浴槽の天端、カウンターの天端など

 を拭きあげること。これをすることで翌日の浴室は100%と言っていいくらい

 濡れているところがないです。㊟これはあくまで自宅での話です。

 どのお宅でもするとしないとでは大きく違いが出てくると思います。


③洗濯機には濡れたタオルや衣類を入れっぱなしにしないこと。

 出来るだけ洗濯をするタイミングで濡れた衣類を入れることが大切です。

 これだけで洗濯槽のカビが激減又はなくなると思っています。

 以前までは何も考えずにその都度洗濯機に衣類を入れ、夜に洗濯機を回していました。

 お手入れはこまめにしていましたが、洗濯機の回るところの上あたりにカビが付着し

 掃除しても取れませんでした。たまたま、新居に引越する数週間前に洗濯機が壊れ、

 新しい洗濯機になってから実践するとカビが見当たらなくなり、(ホントだ!)と実感しま  

 した。これも松尾設計室の松尾さんのYouTubeで勉強したことなんですが…(笑)

 

④全室までしないでいいと思いますが、温湿度計を数台おいて置くこと。

大きさはスマホの1/3程度くらいでコンパクト。価格も2500円くらいと安価です。

温湿度計は同じ商品で、同じ条件下で測定しても誤差が大きいイメージがありますが、この商品は誤差が少ないので、データを取るのに適している思います。


楽しむこと! 一番大事かなと思います。なかなかマニアックなことを紹介してますが、

 個人的にかなり楽しんでます。面倒な方はしなくてよいと思います。

 ただカビや結露に悩んで生活をしてきたので、カビがなくなり、健康にもよくて、なによ

 りも子供に[窓に近づかんとよ!]って言わなくていいので楽です!

 こんな感じで家づくりや住まいの暮らし方を発信していこうかと思います。


 今日は2日分くらいの長文になりました。長々すみません。


高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する!

ハウス工房ふくだ 東川 明広



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